ジャングル大帝れおちゃんの誕生
我が家の愛猫れおちゃんは、とても猫らしい猫と言えよう。
かつて駒沢公園にあるモクレンの大木の下で
手乗りサイズのれおちゃんは段ボールに入れられて
に~に~と大きな声で鳴いていた。
いや、叫んでいた。
そうだっけ?
おぼえてないわぁ~。
夜中に通りかかった飼い主は、
このままじゃカラスにやられちゃうと家へ連れて帰り
蝶よ花よと育てたにもかかわらず
まったく人に慣れなかった。
白い毛に耳としっぽだけチャコールグレーで、
きれいな青い目をしたれおちゃんは、
まるでジャングル大帝レオのようだったので、
女の子だからちゃんをつけ、
めでたく我が家のれおちゃんになったのである。
見よ!この可愛さ
チビなのにおトイレも一日で覚え、
離乳食をわしわし食べるれおちゃんは、
うちの先住猫を保護者と定め、
人とは距離を置くように決めたようだ。
このころはめちゃカワだったな~。
このころから自立した女だったのよ!
長じて真っ白だった身体の毛は、
まるでコーヒーをこぼした後を拭いた雑巾のような柄になり、
頭のてっぺんは後に飼い主が“ジダンぱげ”と命名した
ザビエル様のような色模様となったが、
(飼い主にとっては)美しく、しなやかに
そしてとてつもなく気の強い姫に成長なされた。
まず、姫は抱っこや自分の気が乗らないときに
触れられるのが大嫌いである。
ましてやお食事はお気に召したメーカーのカリカリ、
もしくは鶏胸肉とマグロの焼いたものしか召し上がらない。
(しかし貴婦人らしく生クリームはたまに所望される)
ピッポのゴハンのお残しなどは砂をかける始末。
外道の食べ物なんて受け付けないわよ!
また、ネコ科らしく3Dの動きには目を見張らされる。
我が家に姫の上れないスペースはないといってよかろう。
小さいときから病気ひとつしたことのないれおちゃんだが、
このままいつまでも元気でいてもらわないと飼い主が困るのである。
(だって、この凶暴な猫にどうやって投薬したら・・・)
ど~なの?それ。
飼い主の威厳とかはさあ。
いつも気高く、天上天下唯れおちゃん独尊な我が家では、
たとえ飼い主が洗濯の途中であっても
『アタシここで寝るから』と言われれば、
はい、そうですかと引き下がるしかないのである。
もうここで寝るって決めたから!
・・・・・・・。
食べるものがないのなら、
お菓子を食べればいいじゃなぁい?
マリー・アントワネットですかっつ~の!
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